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私は58歳の看護師です。21歳の時から3人の子どもたちを産んだときの産前産後
休暇以外は長期の休みを取ることもなく、働き続けてきました。私が37年働き続ける
ことができたのは、健康に恵まれ、働く仲間に恵まれたからですが…
その間、産休明け保育所を自分たちで作り、当然の権利であるはずの妊娠中の夜勤免除
子どもが1歳になるまでの哺乳時間の取得なども本当に勇気を出して、嫌がらせをされ
ながら取らなければ働き続けられない状態でした。
あれから30年、看護師の働く職場環境は全く改善されません。
夜勤時間は8時間から12時間へと延長。
労働密度は高くなるのに、それに比例した増員はされず、看護師は毎勤務、数時間の
時間外労働は当然。月の時間外労働は30時間は普通という状態です。55歳すぎても
夜勤の制限もなく、病棟・外来のかけ持ち勤務…。
職場が少しヒマだと、忙しい病棟へ時間単位でリリーフ…。
こういう状態で安全・安心の医療や看護をどうやって保障できるのでしょう。
中高年も若者も、働き続けることに不安を持ち、今の医療体制に疑問を持っています。
もっと患者に優しくゆったりと接したい…。いのちと健康を守る担い手として、誇りを
持って働き続けたいと切に願っています。
夜間もせめて患者10人に1人の看護師。夜勤は8時間で月6日以内。
50歳過ぎたら夜勤制限を!それができる看護師の増員を! (医療センター・その他)
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